ごあいさつ

800号を迎えて
会長 大野 祥雲
筆の友誌は令和2年8月号で通巻800号となりました。
これまで編集して下さった方、事務職員、弘文印刷様などに感謝し、会員の皆さん方と共によろこびあいたいと思います。
はじめに筆の友が発刊された頃の書写・書道の一端に触れておきましょう。
昭和20年、終戦を迎えた日本は、それまでの伝統的な教科指導が否定された時期がありました。
昭和22年には毛筆による習字教育は消され国語科指導の一部に組み込まれました。
昭和26年、学習指導要領により、小学校における毛筆使用の書写指導が選択教科として復活しました。
昭和28年、松岡雲峰先生は「用美一体の書写・書道教育」を掲げ「筆の友」を発刊されました。新しい書写・書道教育の道をひらいて下さったこと、画期的で的確なご判断だったと推察いたします。
その後、順調に発展を続けて参りましたが、21世紀に入り、状況が変わってきました。少子高齢化、情報環境の急激な変化、若い世代の文字ばなれ、コロナ禍など々、書写・書道教育にとって大きなうねりに立ち向かうことになりました。
私たちは過去の道を振り返り、また、先をしっかりと見詰め、末永く生きのびていきましょう。   
令和2年8月 
発行のご挨拶 創立五十周年を迎えて 創立六十年にあたって
用美一体の習字教育 追悼 松岡雲峰先生 追悼 恩地春洋先生
800号を迎えて
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